被災地の問題解決へ意見 南相馬でフォーラム 安倍昭恵首相夫人が出席

 

 被災地の問題解決に向けて意見を交わす「東北の美しい未来をつくるフォーラム」は21日、南相馬市のウェディングパーク原町フローラで開かれ、安倍晋三首相の昭恵夫人がコメンテーターとして出席した。
 震災がれきが残る市内沿岸部を視察した昭恵夫人は「現地に足を運ぶことの大切さをあらためて感じた。住民が本当の意味で、幸せに暮らせる社会をつくっていかなければならない。(地域の現状を)主人にもしっかり伝えていく」と語った。
 南相馬市と認定NPO法人女子教育奨励会の主催。市民やNPOの関係者約80人が出席した。
 桜井勝延市長が基調講演し、「自分自身に答えを出していくことで復興は前進する」と述べた。
 続いて、富岡町アグリ環境協議会長を務める岡田久典早稲田大環境総合研究センター上級研究員らが浜通りの課題などを示した。テーマごとに分科会を開き、各分野の将来像について語り合った。